子どもの未来をつくるあそび場 2015-2016
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126ジクホルツ社の遊具 北米原産のロビニア材という、ヨーロッパで採れるもっとも耐久性のある木材が主原料。2つとして同じものはない、自然の造形をそのまま遊具のフォルムに生かしているのが特長。「彫刻」と呼ぶにふさわしいその作品群は、加工の際に出た廃材も100%使いきること、適切な森林管理が行われていることを示すFSC基準法に適合した木材だけを使うなど、徹底した環境意識のもと作られています。 全身を使ったダイナミックなあそびを生み出す遊具から、あそび場のシンボルになるようなオブジェ的なアート作品まで、独特な世界観を生み出す製品を作り続けています。ジクホルツ社の精神 1988年、ベルリンの壁が崩壊する1年前に、ドイツ・ベルリンの南約50kmの場所に設立されました。壁の崩壊後、多くの住民が他国へ移住する中、ようやく得られた自由を美しい木製遊具に変えて、地域のファミリーに届けることを哲学とし、自然環境に優しい物づくりを信条としています。牧場を改造した4.5ヘクタールに及ぶ敷地には、材木の加工から設計、営業までを担当する240名の社員が働いています。制作のすべての工程はマイスターの学位取得者によって管理され、自由な創作が日々行われています。オフィスの中はその世界観そのもので、まるでおとぎの国にまぎれこんだような空間の中で、子どもたちに刺激を与えるような作品が生み出されています。 マイスターによる彫刻作業安全捜査用の器具完成したモジュール広大な木材置き場本社内のミーティングルームジクホルツ社・社屋ジクホルツ社の木製遊具

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