子どもの未来をつくるあそび場 2015-2016
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236遊具の構造と強度 遊具を安全に使用するためには、遊具を構成する部材特性を認識し、それぞれの標準使用期間をふまえ維持管理していかなければなりません。 遊具を構成する部材には、標準使用期間を通して使用される構造部材と、期間内においても修繕することを前提とする消耗部材があります。標準使用期間は、通常の気象条件、立地条件、利用状況および適切な維持管理状況のもと安全上支障がなく利用することができる期間として、構造部材として使用する素材の特性等を考慮し、製造者が遊具の設計・製造時に設定しています。※推奨交換サイクルは維持管理を行うための目安である。点検の結果、磨 耗などが確認された場合は、磨耗の度合いや推奨交換サイクルを参考 に取り替える。※スプリング遊具のスプリングは、目視診断の結果、亀裂などが確認され ない場合でも内部で金属疲労が進んで、破断が生じることがあるため、 推奨交換サイクルを基本に取り替えることが安全確保の観点から望ましい。遊具の対象年齢表記について 発達段階によって子どもの運動能力や危険回避能力は大きく異なるため、利用者である子どもの年齢に応じた行動や身体機能に配慮して、あそび環境の設定を行う必要があります。能力に適さない遊具の利用は、事故や衝突事故につながるため、発達段階に応じたゾーニングを行います。 JPFAの安全規準に基づく「JPFA安全利用表示シール」をご用意しています。遊具消耗部材(部品)推奨交換サイクルスプリング遊具スプリング4年~7年吊金具・チェーンなど3年~5年回転軸3年~5年ブランコ主な消耗部材(部品)とその推奨交換サイクルネット3年~5年ロープ3年~5年ワイヤー入りロープ7年~10年ネットクライマーロープクライマー
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