子どもの未来をつくるあそび場 2015-2016

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57 MOMENTSROLE PLAY 多様なインスピレーションを与え豊かなあそびに導く登ったり、降りたりするだけがあそびではありません。おとなの世界のまねをして、自分たちの世界を創りだすあそび、ごっこ遊びは子どもたちにとってとても大切なあそびです。さまざまな生活の場面で再現し、想像力を働かせてストーリーをつくり、それぞれの役割を決めて遊びます。そのなかで、観察力・記憶力・思考力を発達させ、感情・興味・関心などこころの成長にもつながります。遊具が与える多様なインスピレーションと、子どもたちの豊かな想像力とがつながり、あそびが発展していきます。想像あそびCOLUMN　思考や気持ちの現れでもある「言葉」は、子どもの心を育てる大きな媒介となります。幼い子どもであれば聞くことがメイン、声がけを通して語彙を増やし、少しずつ言葉の意味や抽象的概念を理解するようになり、やがて自分の考えを言葉で伝えたり、読み書きができるようにと広がります。言葉の獲得は決して「教える・覚える」だけではなく、日常的な言葉がけやあそびのなかから達成されるものです。　夢中になって遊んでいる子どもたちの発する言葉に耳を傾けてみてください。日常的におとなが語りかけている言葉を子どもたちはぐんぐん吸収し、自分の言葉としています。　あそびを通して、豊かな言葉、美しい言葉、正しい言葉に親しみ、そして、何より言葉を介した楽しい時間や体験を多くもつことは、子どもたちが自ら人生を切り開いていくうえで、力強い支えになってくれます。言葉の獲得

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