コンパンカタログ2021
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子どもが健全に育つ社会には、健全なコミュニティが必要です。そのコミュニティの核となり得るのが、出会いや育ち、あそびの中心となる、 「あそび場」です。あそび場では、はじめて出会った子ども同士があそび仲間となり、友だちになります。大人たちも出会い、生涯を通じた交流のきっかけにもなり得ます。人と人との繋がりが地域との繋がりとなり、都市を形成して、宗教や文化、世代を超えて人々をひとつにするのです。地域への信頼と愛着、誇り子どもが成長する上で感じる不安も、あそび場で過ごすことで解消されます。子どもたちはゲーム機を手放し、仲間同士でコミュニケーションを取って、身体を使ってあそびに夢中になることで、生涯必要とされるさまざまなスキルを習得していきます。新鮮な空気の中で、子フィットネス空間は健康なコミュニティの中心を担います。どもたちは生きる力を養うのです。そして、あそび場で育まれる地域への信頼、愛着が、地域への誇りへとつながります。コンパンでは、誰もが遊べて利用できる「ユニバーサルデザイン」を重要なコンセプトとしています。6歳児向けのスプリングであっても、高齢者向けのクロス・トレーナーであっても、それは同じです。そして、あそび場とフィットネス空間が隣同士で組み合わさったような場所、子どもたちが遊ぶかたわらで、若者から高齢者までの大人が自身の健康増進に励む、という新しい場所が、健康的な人生をおくる上でこれからのコミュニティの中心となり得ると考えています。バリアフリーで、誰もが自由に遊べる「インクルーシブ・プレイ」あそび場とフィットネス空間は、幅広い層にとってコミュニティの中心であるべきです。障がいがある人の孤立や偏見を生む可能性のある「専用ゾーン」は設けるべきではありません。誰もが利用できる「インクルーシブ・プレイの場」―そこはすべての人が同じ場所で、同じ遊具で一緒に関わり合いながら過ごすことができる場。遊ぶ、運動する、ただ座って見守るなど、それぞれの利用者が隔離されたり、特別扱いされたりすることなく、自分のニーズを実現できる作りになっています。明日もその先の未来をも照らすような、心身ともに健康なコミュニティを作るためには、「インクルーシブ・プレイ」が重要であるとコンパンは考えています。4屋外のあそび場とフィットネス空間コミュニティをひとつにする

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