コンパンカタログ2021
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5試作品はごく初期の段階からテストし、どん3コンパン・プレイ・インスティテュートは、学1動画や運動スクリーニングテストを通し6普段の環境でいつも通り遊ぶ子どもは、実4子どもは、あそびの欲求を引き出すものや2コンパン・プレイ・インスティテュートの動物も人間も、子どもはその成長の過程で、あそびを通して生きていく基本の能力を身につけます。そこでコンパンのあそび場は、子どもたちが何度でも飽きずにあそびにのめり込んでいるうちに、生きる上で大切な能力も、さらには友情も育めるよう、さまざまな意図の下に 設計されています。子どもの身体的、認知的、 て、子どもたちが遊ぶきっかけや遊び続ける動機を探ります。また、マイクを使って、会話が生まれるきっかけや会話の内容を把握することで、言葉と社会性を育む製品が生まれます。研究と知見は、主に科学的根拠や大学から得られたものであり、各製品の開発はさまざまな大学との協力体制の下で進められます。博士課程の学生との共同プロジェクトなどの方法で行われることもあります。製品を試す創造的、社会性の成長には、刺激が必要です。「WOW(驚きと発見)」「STAY(いつまでも楽しみたいしかけ)」「DEVELOP(発達への働きかけ)」という理念が私たちの中核にあり、私たちがつくるすべてのあそび場にあるのも、そのためです。会への参加やネットワークの構築を通じて情報や知見の共有・取得を行い、常に最新の研究成果を取り入れています。これで遊びたいと思うものが直感的にわかります。しかし、子どもの考え方は成長とともに変化します。そこで、その考え方を学び、最新の製品開発に役立てるため、ワークショップを行っています。コンパン・プレイ・インスティテュートは、この理念の中心を担い、製品開発の推進力となっています。研究や利用者向けワークショップの開催などを通じて、利用者とともに開発や製品テストを行い、その革新的な取り組みがコンパンのあそびの哲学をさらに確かなものにするのです。な対象年齢や子どもに適しているのかを確認します。それにより、あそびの配置や仲間同士での会話を生み出しているかなどの重要な機能を確かめていきます。験室での想定とは異なる遊び方をするかもしれません。そこでコンパン・プレイ・インスティテュートでは幼稚園や学校に試作品を設置し、遊具が意図した通りの効果を生み出せるのかを確認します。9コンパン・プレイ・インスティテュートでは、50年間にわたり子どもの成長と屋外でのあそびを研究してきました6 自然な環境で あそびのもっと先へ

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