PLAYSCAPE ボーネルンドあそび環境カタログ2013/2014
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子どものイスについて「子ども用のイス」は今では当たり前の必需品ですが、実は17世紀にイタリアの女性医師・マリアモンテッソーリが初めて考案したと言われています。それまでは、大人サイズのイスに座っていたのです。日本でも、一つのテーブルを囲んでイスに座る風景はごく最近のことで、畳の上に正座というのが伝統的なスタイル。それが悪いわけではありませんが、子ども用のイスを持つことは、まずその成長段階に合った家具を選ぶことで、体に無理なく正しい姿勢を保ち、成長を促進してあげることができることです。特にイスは、座る時間が長い分、体への負担や、姿勢やバランス感、ひいては集中力にまで影響する大切なもの。子どもの身体の成長を見ながら大切に考えてほしいものです。質実剛健な家具づくりベカ社「すべては子どもたちに合ったよい家具を」をモットーに、子ども専用の家具づくりを手がけている工房。時代を超えた美しいデザインと安全性、丈夫さが信条です。教育現場からの要望をもとに開発された製品は、サイズやカラーバリエーションが豊富でどんな空間にも自然と馴染みます。長い時間をかけて育った堅牢なブナ材を使うことで、十分な耐久性と、使い込むほどに味わいが出てくる質感、そして、細かなところまで丁寧に施された面取りや、見えないところまで手抜きがない設計が施され、家具本来の魅力を誇ります。第2章  環境をつくる道具子どもための家具づくりベカ社72

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