世界15カ国約100社に及ぶ遊具・家具メーカーと独占契約を結び、あそび道具や教育遊具、環境商材を輸入し、お届けしています。安全で、子どもの健やかな成長を考え、優れた製品づくりをしている作り手ばかりです。ボーネルンドは各社と、製品の取引を行うだけではなく、あそびや教育、子育てと子どもの成長ついての情報交換も行っています。ここでは代表的な12社をご紹介します。
「あそびの価値」へのこだわりが生む、精巧なプレミアム・ミニチュアカー
強力磁石が作り出す形状で、子どもたちの知的欲求を刺激
赤ちゃんの月齢に合わせた機能で、2歳までの発達をサポート
高密度発泡体でできた動く家具、6カ月からの体遊びのパートナー
デンマークで生まれた外遊びとごっこ遊びのためのプラスティック遊具
色彩が子どもの好奇心を刺激する歴史ある教育遊具メーカー
世界中の人々に愛される1856年創業の布製遊具
五感を刺激する“三輪車のロールスロイス”
マイスター集団が作り出す天然木の形状を活かした彫刻遊具
デザイン性の高さを誇り、街と調和したあそび場を作る
細部へのこだわりが信頼を生む子ども専用家具メーカー
すべての“遊ぶ人”にやさしい安全で高品質なあそび道具
ジクSiku
(ドイツ)
ヨーロッパで実際に活躍する車をモチーフにミニチュアカーを製造するジク社。
世界的な名車の数々を生み出した自動車産業国のドイツで1921年に生まれたジク社のミニチュアカーは、ドイツの街を実際に走る乗用車やはたらく車たちが、細部にわたり再現されています。車の種類は300種類を数え、さらに毎年30種類の新商品が開発されています。手のひらサイズのミニチュアカーから実物を忠実に縮小したスケールモデルまで、バリエーションも豊富。形やカラーリングを忠実に再現しながら、頑丈なつくりと多彩なしかけを盛り込み、コレクションとしてではなく、子どもたちがあそびたくなる「あそびの価値」へのこだわりを見せます。ひとつひとつの精巧なつくりは、あそびの欲求を満足させ、おとなから子どもまで、世界中で多くのファンを生み続けています。
マグフォーマーMAGFORMERS
(韓国)
マグ・フォーマーは、世界65ヶ国で話題の、数学センスを育む図形あそび。
磁石(マグ)で形作る(フォーム)という名の通り、磁石でつながる数学ブロックです。
磁石が回転し、瞬時にカチッとつながるスピード感が子どもから大人を魅了します。
自分の手を使って考え、想像して、つくって、くずして。思わず夢中になって何度もくり返す新体験が味わえます。
三角形・四角形と基本の形遊びから、辺と辺をつなげて立体遊びで磨かれる”数学センス”を育むとして、マグ・フォーマーを算数の授業に活用している学校もあります。
基本のベーシックシリーズ、ごっこ遊びが楽しいイマジネーションシリーズ、いろいろな形が作れるクリエイティブシリーズ、バリエーション広がるパーツがそろったディスカバリーボックスがあります。
アンビ・トーイambitoys
(イギリス)
アンビトーイは、1960年代にオランダで生まれた、時代や国境を越えて赤ちゃんに使ってほしいモダンデザインの傑作ベビー遊具ブランドです。
赤ちゃんの月齢と、その時期の特徴的な行動をもとに作られています。発達段階にあったぴったりの機能を持たせることで、おもちゃ選びで悩む親と子に寄り添うようにあそびのヒントを与えてくれます。同社は、赤ちゃんが生まれてから2歳頃までの発達が人生において最も大切なものと考え、眠って、食べて、泣いて、また眠るだけの赤ちゃんの毎日に、少しずつ五感や感性を刺激する道具とのふれあいを作り出してくれます。安心感を生む優しい手触りと丸いフォルム、視力が整っていない赤ちゃんでも識別できる強くシンプルで鮮やかな色、安全で手入れもしやすい素材という3点にこだわって製品が作られています。
ボブルスbObles
(デンマーク)
建築家とデザイナーの姉妹が生んだブランド。
子どもたちが、できる限り動き回ることで、自分の体を知り、運動能力を高めて自信をもってほしいという願いで製品作りが始まりました。掃除などの手入れがしやすいのも特長です。座るだけではなく、上に寝そべったり、転がしたりと何通りもの使い方を実現でき、バランス感覚、筋力、右脳左脳間の連結を発達させる狙いで作られています。デザインは、子どもが楽しめるだけではなく、大人がリビングルームにおいてもいいと思えるものを目指し、デンマークでは、子ども用品店のほか高級デザインショップ、インテリアショップなどで流通しています。2006年にスタートしましたが、デンマーク国内では100か所以上の店舗で、そして欧州を中心に世界各国で取り扱われています。
ダントーイDANTOY
(デンマーク)
デンマークでプラスチックメーカーとして創業したダントーイ社は、子どもたちが手にするあそび道具は、あそびの価値や耐久性があるだけでなく、地球環境にも配慮したものであるべきと考えてきました。その表れとして、製造工程において、必要以上の有害化学物質や二酸化炭素の排出を防ぎ、エネルギー、水および原材料の消費にいたるまで環境に配慮したモノづくりを徹底しています。この取り組みが評価され、北欧5か国の政府が定めたエコラベル「ノルディック・エコレーベル」を世界中のプラスチック玩具メーカーで唯一取得しています。プラスチックの「耐久性」「強度」「使いやすさ」というメリットを生かし、子どものあそびやすさを追求した機能性とデンマークならではの洗練されたデザインの製品を生み出し続けています。
ケルチェッティQuercetti
(イタリア)
ケルチェッティ社の遊具はどれもカラフルで楽しいもの。その理由は、子どもたちが納得し、満足するものをつくりたいという同社のコンセプトにあります。すべての製品は、開発する際に実際に子どもたちに遊んでもらい、子どもたちが何を好み、何が子どもに興味をもたらすのかを研究したうえでつくられています。創業から半世紀以上たった今も、教育・医療の分野を問わず、さまざまな団体から優れた遊具であると認められ、数々の賞を受賞し、世界中で支持されています。カラフルな遊具同様パッケージもカラフルなデザインですが、そこに必ずあるマークがは、遊具工場での子どもによる不当労働について問題提起するもの。反対運動を行っており、世界中の子どもが豊かな子ども時代を過ごせるようにという、ケルチェッティ社の願いが込められています。
シギキッドSIGIKID
(ドイツ)
創業当時の19世紀半ばはビーズやガラス玉を扱っていましたが、1960年代以降子どもにとって良質でデザイン性の高い遊具メーカーとして発展しました。子どもたちには自由なあそび、優しい抱擁を与え、好奇心や創造力を重視しようという価値観の上で、「子どもに与えるものは、最高の品質でデザイン性にも優れていなければならない」という理念を掲げ、細部にまでこだわったものづくりに取り組んでいます。愛らしい表情と色使いのデザイン、手触りのよさにこだわった素材感に定評があります。ロゴマークの「水しぶき」が示すように「すべてが手洗い可能」など使い手への配慮が徹底しており、親から子へ代々受け継がれる遊具として世界的に評価されています。
ウィンザーWinther
(デンマーク)
ウィンザー社は、1932年にデンマークで設立された子ども用乗り物専門メーカー。
ヨーロッパにおける子ども用乗り物の最大メーカーのひとつとして絶大な信頼を得ています。そんなウィンザー社の三輪車は、徹底的に子どもにとっての乗りやすさを考え、人間工学的に研究された設計になっています。ボルトやナットはすべて内部に組み込まれ、車輪には足を巻き込まないホイールが使用されるなど、細部にわたって安全性と乗りやすさを追求しています。これらのウィンザー社のこだわりは、子どもたちが安全に思いきりからだを動かして遊んでほしいという願いのあらわれです。子どもの視点とあそびに常に重点をおき、安全性と耐久性に優れた三輪車をつくり続けています。
ジクホルツSIK-Holz
(ドイツ)
ジクホルツは、自由の概念を美しい木製遊具に変えて地域の家庭に届けようと1988年にスタートしました。
主原料のロビニア材は、ヨーロッパで取れる最も耐久性のある木材です。2つと同じもののない自然の造形をそのまま遊具のフォルムに生かし、子どものあそび環境のための企画・デザイン、制作を行っています。全身を使ったダイナミックな動きを生む遊具やあそび場のシンボルとなるオブジェ的なアート作品まで手がけています。自然環境に優しいものづくりを信条とし、加工の際に出た廃材も100%使い切り、適切な管理が行われるための基準に適合した木材だけを使用するといった徹底した環境意識の下で製品が作られています。制作のすべての工程はマイスターの学位取得者によって行われています。
ブールBOER
オランダ
ユニセフの調査などにより、子どもの幸福度世界1に輝いたことがあるオランダでも、子どもの運動不足は社会問題の一つ。その中で、強制的な運動ではなく自由で楽しいあそびを引き出しているのがブール社です。「健康に動き、育つ権利」を保障しようというビジョンで遊具を作っています。生木の造形を生かした、直線や垂直ではない形状のアドベンチャー・シリーズは子どもの遊ぶ本能を刺激し、ステンレス製のパイオニア・シリーズは都会的な街並みにも憩いと自発的な挑戦を生み出します。花を愛するオランダらしく、景観を損なわないシンプルなデザインのプランターや、花をモチーフにあしらったベンチなど幅広い製品を開発・提供しています。
ベカBEKA
(ドイツ)
役割意識や追体験を促す「ロールプレイ」は子どもにとって重要。このロールプレイで役立つ、棚やキッチンといった子ども向け家具を手掛けるベカ社は1992年に設立されたドイツの家具メーカーです。製品を実際に使う子どもたちの安全を第一に考え、見えない部分も手を抜かない設計により、どんなに細かい部分にも面取りを施すといった安全性を考え抜いた仕事で信頼を得ています。素材の選定はドイツの安全認証の基準に基づき、また開発・デザインは教師、看護師などあそび環境のプロの意見や要望を取り入れています。実際の家具としても使える耐久性と実用性を兼ね備えており、子どもが大人と同じことをしているという喜びを感じながら、手や脳の発育を促していきます。
ボリーVolley
(ドイツ)
もとはヒーターの中の部品を製造する会社だったボリー社は、1971年に創業しました。
ボリー社の代表的なあそび道具のひとつが、「しわくちゃボール」です。野球やサッカーのボールのように、重くて固く、当たると痛いものではなく、やわらかさと弾力性をそなえたスポンジのような素材でできたこのボール。子どもの小さな手でもギュッと握ることができ、成長に応じた段階的なボール遊びができるように考えられています。ボリー社の製品は、子どもからお年寄り、障がいのある・なしに関わらず遊ぶ楽しみを見つけられる「ユニバーサルプレイシングス」の思想にも当てはまり、ドイツでは幼稚園・小学校の授業やリハビリにも採用されています。子どもの健やかな成長を願うボリー社だからこそ、安全性と品質にこだわったあそび道具をこれからもつくり続けます。