ボーネルンドの考え

SDGsとボーネルンド

SDGsとは

SDGs(持続可能な開発目標)とは、地球を取り巻く環境の中で、誰もが豊かに暮らしていける社会をつくっていこうと2015年に国連で決められた17の国際目標です。

ボーネルンドは、『地球は子どものあそび場だ』と考えています。
どのような状況でも、子どもには、遊び育つ権利があります。
だから、地球がすべての子どもたちにとって、安心して存分に遊び育つことができる場所であってほしい。
この考えのもと、ボーネルンドはSDGsに取り組んでいます。

・世代を超えて、長く使える「あそび道具」を世界中から厳選
・地球環境にやさしい素材を使った、あそび道具や遊具を拡充

遊びながら成長する子どもにとって、「あそびの道具」は成長のための道具です。子どもが主役になって、やりたいことを実現するための、本物の道具を世界中から選び抜いて提供しています。安全性や品質、機能性にとことんこだわった道具は、世代を超えて長く使えるものばかり。使い捨てでない、サステナブルな道具です。

また近年は、地球環境に配慮した素材で作られた遊具のラインナップも増やしています。

世界では二酸化炭素の排出量を削減する「脱炭素・低炭素社会の実現」にむけた取り組みが広がっています。子どもたちが使用する遊具も、原材料や製造工程の見直しや新素材の開発が始まりました。

デンマーク コンパン社から、海洋廃棄物や使用済み繊維をリサイクルして作る大型遊具「グリーンライン」シリーズが登場。多様なあそびの機能はそのままに、リサイクル素材を使用することで、製造過程の炭素排出量を削減。実際のシリーズ遊具をご覧いただけるよう、ボーネルンド本店 屋外に2種設置しています。

デンマーク ダントーイ社の「Blue Marine」シリーズは、海洋ごみとして回収されたり、使用済の漁網やロープ、浮きなどの漁具から製造された「リサイクルプラスチック」素材。
ダントーイ社の「I’m green」シリーズは、原料に農薬不使用のサトウキビ「バイオプラスチック」を使用しています。遊びながら、子どもたちに環境の大切さを伝えるきっかけにもなると考えています。
ドイツ・キカドゥ社のベビー用品には、厳しい基準をクリアしたオーガニックコットンが使われています。未来の地球環境や、働く人々の労働環境にまで配慮したエシカルなものづくりを続けています。
ボーネルンドは、子どもたちが遊べる美しい地球を守るために、遊具やあそび道具にもエシカルという選択肢を提案しています。

・親子のあそび場「キドキド」「プレイヴィル」「トット・ガーデン」を開発・運営

子どもはあそびという実体験を通して、生きる力のすべてを自ら獲得していきます。ところが日本では、子どもが自由に体と頭と心のすべてを動かして遊ぶ機会は減り続けています。この現状をなんとかしたいと考え、赤ちゃんから小学生まで、全身を使って多様なあそびを楽しめる環境をつくりました。プレイリーダーが常駐し、楽しいあそびを伝授するのも特長。0~12歳までの子どもと保護者すべてがあそびの楽しさを知り、あそびにのめりこむことができるように。そしてその結果、心も体も健康に育めるように取り組んでいます。

・学ぶ意欲を育む遊具を世界中から厳選して提供
・小学校のあそび環境をプロデュース

バイヤーが世界各国に足を運び、子どもの考える力を育む優れた教育遊具を厳選して提供しています。
生涯学習の根幹となる「学びたい心」は、幼児期のあそびを通じて、自主的に考え、試行錯誤し、そして何より「面白い」という温かな記憶を重ねることで育まれるとボーネルンドは考えています。なかでも、言葉の説明だけでは難しい、数、形、色などの抽象的な概念は、あそびを通して、五感を使って繰り返し体験することによって本質的な理解へとつながります。こうした実体験を通した学びが得られる遊具を届けし、全国のご家庭の「学びにつながる子育て」を支えています。
また、小学校の校庭にあそび場をプロデュースしています。休み時間に十分からだを使って遊ぶことで、授業中の集中力が向上し、異年齢の児童たちの交流が盛んになるなどの効果をあげています。子どもたちが健やかに学び、心を育める環境を私たちは提案し続けます。

・ジェンダーレスなあそび道具を提供

未熟な状態で生まれ、ねんねの頃を経て歩き出し、やがて言葉を話せるようになる。この世に生まれてから数年間の人間の成長発達は、男女を問わず、世界共通です。ですから、子どもの発達を助ける道具である玩具も、本来、男女で区別をする必要はないはずです。ボーネルンドでは40年前の創業当初から、あそび道具において男女による区別をしていません。ひとりひとりの子どもの、その時の発達段階や興味関心にそってあそび道具を提供することを大切にしています。幼い頃から、性別による役割意識をすり込まないことは、ジェンダー平等の実現につながっていくと考えています。

・全国の自治体の子育て支援施設をプロデュース
・あそびを通じて人同士をつなぐ「プレイリーダー」を育成

日本全国の自治体の多くで人口減少や少子高齢化が進み、まちを活性化し存続させていくという課題に直面しています。まちの活性化には、子どもを育てやすいことや、若者がまちに愛着と誇りを持てること、多世代間交流があり住民同士がつながりあうことが大切です。豊かな「あそび場」は、それらのソリューションの一つになり得ます。ボーネルンドは、全国60以上の自治体にあそび場をプロデュースしています。そこには、子どもとその保護者のみならず多様な人々が集い、あそびを提案して人と人とをつなげる「プレイリーダー」が常駐し、まちの活性化に貢献しています。

・志を同じくする、行政や民間、教育機関とのパートナーシップを推進

あそびを通して健やかな子どもの成長に貢献し、人間らしい健全な社会を創ること。これがわたしたちボーネルンドの志です。これに共鳴し合う多様な方々、行政や企業、大学などとの協働を進めています。2020年には岡山県瀬戸内市とパートナー協定を結び、あそび場の整備やプレイリーダーの人材育成にあたっています。2021年春には甲府市および山梨大学と連携した活動を開始しています。今後さらに、このような協働の動きを加速させてまいります。