商品部
新居紀子

「商品への愛情は誰にも負けない」

商品とともに成長してきた

学生時代にスウェーデンに留学しました。さまざまな国の留学生が集まる寮での生活を経験し、そこでカルチャーショックを受けながらも、いろいろな生活スタイル・文化を持つ人々とどうコミュニケーションを取るのか、友好関係の築き方を学ぶことができました。ボーネルンドが扱う商品は広範囲ですから、取引メーカーの企業文化もお国柄もさまざま。それぞれへのコミュニケーションアプローチを考え、各メーカーの異なる考え方に柔軟に対応していく必要があります。それには細かい配慮が欠かせませんが、寮生活の経験が活きています。さらに言えば、日本のお客様、社内の営業担当者と海外のメーカーとの橋渡しという現在の役割においても、学生時代の経験は役に立っていると思います。

商品点数が多いため、幅広くそして専門的な商品知識が求められます。同時並行でいくつもの商品のことを考え、海外との取り引きや輸入業務処理、販売計画の立案、商品情報の作成といった対応を一つひとつしていかなくてはなりません。でも商品の良さをお客様に共感していただき、支持され、販売力のある商品に成長させることができたときは、大きな喜びを感じます。

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丁寧なものづくりの背景を考え、伝える

高校生のとき、当時の原宿店に立ち寄ったのがボーネルンドとの出会いです。商品を見て、本物を取り扱う会社だと強く感じました。商品を販売するだけでなく、あそびの体験、おもしろさ、親子の絆を深めるという良い道具だからこそ広がるものをきちんと提供できていたからだと思います。それはもちろん現在も変わらず、ボーネルンドは子どもの成長とあそびの価値に真剣に向き合っていて、そこに妥協しません。社員1人ひとりが商品と自分の仕事に誇りと愛情を持ち、あそびを真剣に考えています。仕事を面白がり、新しいことに挑戦し続けていますね。誰ひとり子どもの心を忘れていないんです。

わたくし自身は、子どものころから本が好きで、知らない世界を知り、空想したり、新たなお話を作ったり、と読書でもいろいろ遊びました。今も、新しい商品を知り、作り手の思いや文化背景を聞いたり、詳細を調べることが一番おもしろいと感じ、ワクワクしながら取り組んでいます。仕事を選ぶときも、子どもに関わることを中心に探していたわけではなく、「丁寧なものづくりと、その工程や作り手」に強い興味があって、そんな商品を扱うことができる現在の仕事を選びました。

子どもの成長を見守る大人を応援したい

入社してからずっと商品部に所属し、仕入れから問い合わせ対応、品質管理まで、商品にまっすぐに向き合い続けてきました。商品に対する愛情と見守る気持ちは誰にも負けないと思います。海外で商品に出会い、「いいところ探し」をして、商品特性から販売手法を考え——。新商品を送り出すときは、子どもを嫁がせる心情になっている気がします。
現在子育て中ですが、新商品の情報をまとめる際に、自分の子どもや近所の子どもたちと一緒に商品を使ってみます。実際にどのように遊ぶのかを見て、仕事に役立てています。ボーネルンドで扱う商品は、子育てする保護者を支えるものでもありますから、商品を通じ、子どもの成長とそれを見守る大人を応援していきたいと思っています。

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