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【赤ちゃん便り】第5回 世界のお食い初め・離乳食について

2021.01.29

カテゴリー:未分類

ボーネルンド本店です。
まだまだ寒い日が続きますね。

さて本日は第5回赤ちゃん便りをお届け致します。
今回のテーマは「世界のお食い初め・離乳食」です。
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お食い初めとは、
平安時代から続くと言われている伝統行事で、
一生【食】に困らないように、
赤ちゃんの成長を祈るお祝い事です。

地方により、始めて箸で魚を食べることから
『箸添え』『真魚始め』、生後100日で行なうため『百日祝い』など
様々な名称で呼ばれています。

そんなお食い初め、赤ちゃんの健やかな成長を祈り、
また生まれてからその日まで健康に育ってくれたことを
お祝いする伝統行事です。

世界では、お食い初めのように生後100日前後で行う行事は
どんなものがあるのでしょうか?

まず、同じアジア圏の中国では、
生後100日になると両親が赤ちゃんの剃髪を行い、
切った髪で「胎毛筆」と呼ばれる筆をつくるそう。
あのフワフワした赤ちゃんの髪の毛を筆として
取って置けるのはとても大切な思い出になりますね。

ヨーロッパでは赤ちゃんが産まれた際や、
キリスト教の洗礼式の時に「銀のスプーン」を贈る習慣があり、
日本と同じく、赤ちゃんが一生食べ物に困らないように、
と願いが込められているそうです。
同時に銀は魔よけとしても使われてきた素材で、
赤ちゃんの幸せを祈る縁起物としての意味もあります。
ヨーロッパでは「銀のスプーンをくわえて産まれる」ということわざまであり、
「裕福な家の子どもとして生まれるという意味だそうです。

国・地域によって様々な伝統・儀式があり、面白いですね!
しかし、お食い初めに似た文化は見当たりませんでした。

続いては、世界の離乳食・赤ちゃんの食について2つの国を見てみました。

日本では離乳食は10倍粥が一般的ですが、
世界ではどんなものを赤ちゃんは口にしているのでしょうか?

一か国目はフランス。
フランスでは、1歳になるまでは塩を与えず、
様々な味を経験し、食事を楽しむための準備として、
野菜をペースト状にしたピューレを赤ちゃんに与えているそう。
食に対しての感性は赤ちゃんの時から養われていたんですね!

二か国目はオーストラリアです。
オーストラリアでは、ライスシリアルから始まり、
オートミール、パンを肉汁で浸したものという順番で
徐々に固形物に移行していくようです。

フランスの素材の味を食す文化とは違い、
パンや肉など大人も食べているものを柔らかくして離乳食としているよう。
シリアルには鉄分を強化されているもの等もあり、
栄養面も重視しているんですね。
ただ、オーガニックの家庭も多いようで、
オーガニックベビーフードも主流だそうです。

他にも日本と同じく、
お粥やリンゴなどをすりつぶしたものを与える国も多くありました。
また、トウモロコシや大麦などを粉状にして
クレープのような食べものを与えている国も。

やはり、どの国も自国の主食をメインに
やわらかく優しい味から離乳食をスタートするようですね。
日本では、離乳食は手作りする家庭が多いですが、
世界で見るととても珍しく、
販売されているベビーフードを使用している家庭が大半だそうです。

いかがだったでしょうか。
お食い初め文化は世界から見ると日本独自の文化のようです。
しかし、「一生食べ物に困らないように」など
食事が大切なものとして捉えている国が多くあり、
赤ちゃんの健やかな成長を祈る気持ちは世界共通だと感じました。

日本でも地域によって異なるお食い初め。
赤ちゃんが「一生食べ物に困らないように」、
大切な思い出に是非行ってみて下さいね。

以上、赤ちゃん便りでした。
次回もお楽しみに!