ふと見上げれば、暖かく穏やかな春の青空。
大小様々なこいのぼりが悠然と空を泳ぐ姿が、
町のあちらこちらで見られるようになりました。
今回は、そんなこいのぼりのお話です。
そもそも、こいのぼりを揚げ、兜を飾る「こどもの日」は、
別名「端午の節句」と呼ばれ、
男の子の魔を払い無病息災や出世を願う日本の伝統行事です。
その魔除けと無病息災を願って使われるのが、
鎧兜と合わせて飾られる刀や破魔矢など。
そして、出世を願い使われるのがこいのぼりなんだそうです。
こいのぼりは一般的に3匹、
上から順に黒・赤・青と並びます。
では、それら3匹の違いは何なのか?
♪やねより たかい こいのぼり
おおきい まごいは おとうさん
ちいさい ひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる
童謡にもあるように、こいのぼりはそれぞれの家族を意味します。
黒い鯉はお父さん、赤・青の小さい鯉は子どもたちだそうです。
すると気になるのは、
歌にも登場しない“お母さん”についてではないでしょうか。
実はここにも、ちゃんとした理由があるのです。
今でこそ、「こどもの日」=「男の子の日」
というイメージがありますが、
もともと5月5日は「女性の日」とされていました。
「こどもの日」=子どもの人格を重んじ、母に感謝する日。
この日だけは、女性が家事を休み外に出かけられる日だったのです。
家にいるのはお父さんと子どもたちだけ。
だから、こいのぼりにお母さんはいない、というわけです。
今年の「こどもの日」は、
いつも頑張ってくれているお母さんに感謝して、
自由なひと時をプレゼントしてみてはいかがでしょう。
そして、お父さんと子どもたちは家でお留守番・・・でもいいですが。
せっかくならば、こちらも実りある時間にしませんか?
ボーネルンドのお店は、お父さんと子どもたちでのご来店も、
きっと楽しくて素敵な時間になりますよ。
ぜひ、一緒に遊びに来てくださいね。
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