あそびのもり ONLINE

乳幼児期の心と体の発達に役立てたい
発達別「あそび道具」カレンダー

多様な体験にワクワク! はじめての「考える」あそび

Vol.53 Summer/Autumn 2019

多様な体験にワクワク! はじめての「考える」あそび

自分の足で歩くようになると、周囲の世界への探索が始まり、大人の行動に興味を持ち真似をします。褒められたことや面白かったことをくり返し、やがて手の動きが発達、道具を操作できるように。さまざまなことをやってみたい時期です。大人が「これで遊べているの?」と感じる行動も、子どもにとってはすべてがあそび。この時期は子どもがすることを否定せず、ただくり返してあげるだけで大丈夫。子どもがしていることを言葉にして、声がけを。

高く積み上げたお城。 崩すのだって楽しいよね!

自分の足で歩くようになると、周囲の世界への探索が始まり、大人の行動に興味を持ち真似をします。褒められたことや面白かったことをくり返し、やがて手の動きが発達、道具を操作できるように。さまざまなことをやってみたい時期です。
大人が「これで遊べているの?」と感じる行動も、子どもにとってはすべてがあそび。この時期は子どもがすることを否定せず、ただくり返してあげるだけで大丈夫。子どもがしていることを言葉にして、声がけを。

  • オリジナル積み木カラー (積み木のほん付き)

    ¥16,000+税

    子どもは積み木にふれながら、数、形、大きさの概念や造形的なセンスを身につけます。いわば積み木はあそびの基本。だからこそ「正確で良質なものを」とボーネルンドが開発しました。国内でていねいに手作りされ、ブナの重みと握りやすさ、積み上げやすさも魅力です。

  • ルーピングフリズル

    ¥4,500+税

    ワイヤーにそってビーズを動かすあそびです。色、形、大きさについての理解を深め、目と手の協応運動を促し、脳を刺激。
    このようなあそびのくり返しが、やがて手や指を思い通りに動かすことにつながっていきます。

  • 2ピースパズル ジャングルアニマル

    ¥1,600+税

    6種類の動物パズルが2ピースずつ入っています。少しずつ箱から出して、パズルに親しむことから始めましょう。少ないピースのパズルは「できた!」という達成感と次への意欲につながります。

旺盛な好奇心を満たす 「感覚遊び」と「ごっこ遊び」

まわりと自分を分けて考え、自己主張をするようになります。体づくりと同じように「感覚=五感」を育む〝感覚遊び”も大切です。また〝ごっこ遊び”も成長に必要なあそび。あそびの中での疑似体験を通して、役割分担や会話を楽しみ、社会性や協調性を学んでいきます。この時期は、子どもが日常生活で体験して興味関心を持っているさまざまなことに関連づけて、声がけをしてみましょう。言葉の数も自然に増え、親子の会話も一層楽しくなります。

2歳頃〜3歳頃

「乗れなくちゃ!」「こげなくちゃ!」と思いがちな三輪車ですが、足を置いたペダルの上から手で押してあげて「こぐ」感覚をつかんだり、「またぐ」「おりる」をくり返すだけでも、体の重心を支える大切な動きになります。

  • ペリカンデザイン三輪車Vハンドル赤

    ¥15,500+税

    目で前後左右を見ながらハンドルを操作し足でこぐ。全身を使う三輪車だから、子どもにとっての乗りやすさを人間工学的に研究、サドルは前後2段階に調整できます。ボルトやナットを外に出さずに仕上げています。

  • キッチンセンター

    ¥12,000+税

    子どもサイズのキッチンには、フライパンやお鍋などがずらり。ツマミは回すことができ、食器洗い機はドアの開閉も。リアルなごっこ遊びの中でさまざまな役を演じ、人を思いやる心を育みます。

  • かんてんネンドStudio 8色セット

    ¥3,200+税

    「第2の脳」といわれる手。手遊びは成長に必要な体験です。アレルギー反応の起こりにくい「寒天」素材の粘土は、こねるほどにやわらかくなり、また手にくっつきにくく伸びもよいので、子どもたちは形づくりに夢中になれます。

好奇心や探求心を育む「考える」あそびに夢中!

あそびを通してお友だちと仲良くなったり、ルールを守ることを覚えはじめる時期です。言葉や運動能力の発達がめざましく、自分で「やりたい!」と思ったことと行動が伴うようになってきます。友だちや周囲に対する関心も高まり、「なぜ?」と興味を持つことも増えるでしょう。
表現したいことを具体的に言葉で伝えられるようになります。親子の会話でも、知らない言葉を投げかけてみたり、一緒にその意味を考えてみたりして興味の幅を広げましょう。

4歳頃〜6歳頃

まずはフタを全部あけて、物の名前を言ってみましょう。「おなじ、ちがう」や「あたり、はずれ」にこだわらず、「どこか似ているところがあるかな?」など、子どもなりの説明を聞いてみて。

  • ファンラーニングマッチング・ペアーズ

    ¥6,800+税

    2つずつフタをあけ、中の絵を見て「おなじ、ちがう」を発見。色や形を見て違いや共通点を見分ける認知力や、子どもには難しい記憶力も育みます。位置関係や予測するなど、発達に応じて長く遊べます。カードは全8種。

  • クアドリラ・ツイスト&レールセット

    ¥15,000+税

    ブロックとレールを組み合わせて、ビー玉が転がる通り道をつくって遊びます。組み立て方や使うパーツによってビー玉の転がるスピードや動く方向が変わるので、子どもたちのワクワクが止まりません。重力や摩擦などの物理理論が隠されているので、大人も夢中になれます。

ルールをつくったり目標を立ててじっくり取り組む

物語を空想するなどの想像力が発達する頃。組み立て遊びにストーリーを設定したり、ママやパパと分担してつくることで、あそびの幅がより広がります。5歳以降は、むずかしいことにも果敢にチャレンジしたくなる時期でもあります。
知的好奇心や大人と同じことをしたい挑戦心をママやパパがしっかり受け止めてあげて。絵本や図鑑などでつくりたい物を観察しながら、親子で一緒に組み立ててみるのも楽しい。構造の仕組みの理解にもつながります。

3歳頃〜

なんとなくつなげた2つのピースが「同じ」「違う」形になる、手を使った実体験を通して、子どもは形を認識していきます。
「三角」×2が「ひし形」になるなど、小学校で学ぶ図形の概念を親子で会話し、楽しみながら体感していきましょう。

  • マグ・フォーマー ディスカバリーBOX(71ピース)

    ¥15,500+税

    世界65カ国で話題の数学ブロック「マグ・フォーマー」。ディスカバリーBOXは、カーブや車輪パーツなど創造が広がるパーツを特別にセットにした日本限定商品。遊び終わったら専用BOXにすっきり収納できます。

この記事は、あそびのもりVol.53 Summer/Autumn 2019の記事です。