あそびのもり ONLINE

世界のこどもたち PART3 アメリカ

かつて「人種の坩堝(るつぼ)」と呼ばれたアメリカ。最近では「人種のサラダボウル」とも形容されます。多様性とそれぞれの個性を尊重し、溶け合うのではなく共存しているのだと。
今年1月に誕生したトランプ大統領率いるアメリカの行方を、いま世界が注目しています。平等とその多様性が脅かされる発言と政策の数々。現地の子どもたちや教育への影響は?保護者はどう受けとめているのでしょうか。
子育てや教育に対して画一的になりがちな日本に対し、アメリカの家族、親はどうなのか。二大都市サンフランシスコ・ベイエリアとニューヨークで、11の家族と、複数の教育者を取材しました。 今回取材にご協力いただいた方々の生の声を、この一年間かけてお届けします。「あびのもり」内では掲載仕切れなかったフルリポートをウェブ版に掲載します。

文・ダグラス・ジママン / 写真・中西あゆみ

「家族の多様性」ーサンフランシスコ・ベイエリアで暮らす家族たちー

取材チームプロフィール

  • ダグラス・ジママン サンフランシスコ・ベイエリア在住のジャーナリスト・フォトジャーナリスト。教育の重要性に対する関心は、コネチカット州の複数の公立学校で、長年、教師と理事を務めていた母親譲り。フォトジャーナリストとして、過去15年間、アメリカのサッカー文化とFIFAワールドカップの取材を続ける。 サンフランシスコ・クロニクル紙ウェブ版SF Gateでオンライン・フォト・エディターとリポーターとしても働いている。
  • 中西あゆみ フォトジャーナリスト・ドキュメンタリー写真家・映像作家。各国を訪問し、家族やコミュニティ、子どもたちを取材。この10年はインドネシアのジャカルタを拠点に活動する。多くの人々や子どもたちに援助の手を差し伸べるパンク・グループの長編ドキュメンタリー映画を製作更新中。同映画は日本とインドネシアで公開されている。