みなさん、こんにちは。
ここ数日は台風の影響もあってか日中も肌寒いですね。
体調管理には十分お気をつけくださいね。
さて、先週金曜日のブログは、「かずあそび ステップ1」 でした。
“数” に興味をもち始めた2歳頃のお子さま向けの内容になっています。
数の概念が確立するということは、ミニカーでもリンゴでも3つあったら「さん(3)」とわかる、ということです。
ステップ1ではリズムで唱える数や、具体的なものの数を、抽象的なビーズに置き換えながら数えるあそび道具をご紹介しています。
↓↓↓
かずあそび ステップ1
そして、本日は・・・
かずあそび ステップ2!!
耳で聞く “音としての” ”さん” を、目で見る “物体の” ”3” と理解できたお子さまへ、次のステップとして、「かずの多い、少ない」「“3”という数をかたまりで認識する」「表記としての数字」を楽しく学べるあそび道具をご紹介します。
まずは、こちらから・・・
ジェグロ社より
カラーステップ
税込 4,620円
対象年齢:4歳頃から
~特徴~
一番低いブロックが1、高いブロックが5の比率になっていることで、「数」と「量」を長さで理解できるようになっていますよ。
ボードに深めの枠があることでしっかりとブロックを立てることができます。
~あそび方~
①くらべてみよう!「おおきい・ちいさい」
はじめは同じ色のブロックだけをつかう
つぎは色を混ぜてみる
かずあそび ステップ1でご紹介した「リングタワー」は全てのリングの大きさが同じなのでリング1個と3個では違いが分かりやすいのですが、カラーステップの “3” は見た目には一つです。
大人はすぐにわかることでも、子どもにとっては意外と難しいことも。
ブロックを建物やおやつに見立ててみると理解しやすいかもしれません。
例えば、黄色いブロックをカステラに見立てて、小さいブロックが一人分だとすると大きいブロックはお友だちと一緒に分けられそうだね→大きい、など。
同じ色でも、違う色でも「おおきい」「ちいさい」がどういうことなのか、実際にブロックをくらべてみて「おおきい」と「ちいさい」が理解できることが後々の学びにつながります。
最後は順番に並べてみる
②くらべてみよう!「おおい・すくない」
どちらの量が多いかな?
答えは?
バラバラのままでは、どちらが多いか少ないか、大人でもすぐにはわかりませんが、並べてみる、積んでみる、重さをはかるなど、目で見てわかるようにしてくらべてみましょう。
①や②のように、「目で見てわかる」=「可視化する」という作業はとても大切なことなんです!
ものの大きさをくらべるのは実はとても難しいこと。
遠くにあるものは小さく見えたり、高いというだけで大きいと思ってしまったり。
数字や計算がはじまる前に「うん、確かにこっちの方が大きい、多い」を道具を使って何度もくり返してやってみましょう。
③ゲームをしてみよう!
<準備>
ボード上にすべてのブロックをランダムに並べる。
どこか一つだけブロックを取っておく。
<進め方>
プレーヤー(2人~数人)は一つのブロックを使ってボードの空いているところまでブロックをとびこえ、そのとびこえたブロックを取る。
<勝ち負け>
取ったブロックを1本の棒に並べてみて一番長い人が勝ち!
これなら小さいお子さまでも大人の方と一緒に楽しめますよ。
※最後に得点を数えるときに「5」ずつのかたまりにしてみるなど、算数の要素を取り入れてもいいですね。
小学校に入学すると、算数の授業で足し算・引き算を習うようになります。
はじめは10までの数なので、指を使って数えられるのですが、だんだん数が増えると、指では追いつかなくなりますよね。
5や10、100といった数を、かたまり(量)で理解することで、大きい数を数えたり、計算したりできることにもつながりますよ。
道具をつかって楽しくかずあそびをすることで自然と「かず」の理解が深まります。
続いてはこちら・・・
さきほどと同じく、ジェグロ社より
ニューマグネットナンバー
税込 5,500円
対象年齢:5歳頃から
~特徴~
ビーズだけを使ったあそびから、付属の数字やサイコロを使ったあそびまでステップアップしながらかずあそびができます。
~あそび方~
①数字カードの数だけビーズをさしてみよう!
はじめは1~5の数字をおいて、「いち、に、さん、し、ご」と声に出しながらビーズをさしていきましょう。
「ビーズを棒にさす」という作業は「目と手の協応運動」(目でとらえた情報に合わせて手を動かすことができる)を促します。
慣れてきたら数字を6~9に変えて挑戦してみましょう。
いずれの場合も、はじめは小さい数から順番に並べてあげるのがおすすめです。
記号としての数字を見たことはあっても、それが実際にどれだけの数をあらわしているのか頭の中で理解するのは難しいことです。
数字を目で見て、声に出して、手を使ってひとつずつビーズをさしていくことではじめて記号としての数字が目で見える数とつながっていきます。
縦にビーズをさして高さが比べられるので、記号としての数字の大小、例えば “5” は “2” より大きい、ということが少しずつわかってきますよ。
②サイコロを1つ使ってビーズをさしてみよう!
はじめはドットが描かれたサイコロを使うと、ドットが数を表しているので数えやすいですよ。
慣れてきたら数字が描かれたサイコロで挑戦!
親子でどちらが先にたくさんビーズをさせるか競争しても。。。
1本の棒には10個しかビーズをさせないのですぐに勝敗が決まり、ちょっとした空き時間のあそびにもおすすめです。
③サイコロを2回振って、たし算あそびや引き算あそびをしてみよう!
サイコロを振って出る目は大人でも予測がつきません。
子どもでも大人に勝てるのでサイコロあそびはおすすめです!
「かずあそび ステップ1」同様
ご紹介したあそび道具で
「数えること」「グループでコミュニケーションをとりながら遊ぶこと」
「目と手の協応運動」「色・数・量の認識」など様々なあそびと学びを体験できます。
いかがでしたか?
楽しいあそびがいつの間にか学びにつながります。
お子さまにとってはもちろん、数を教えるのって難しい・・・と思ってしまう大人の方も、ぜひ楽しい “かずあそび” から始めてみませんか?
東急吉祥寺店では、サンプルのご用意もございますので、気軽にインストラクターにお声掛けくださいね!