滋賀県大津市
子育て交流の場としても活用される、小児科のプレイスペース
「地域の憩いの場」としての小児科
あさいこどもクリニックは、近年新興住宅地として若いファミリー層や子どもが増えている滋賀県大津市にオープンした小児科医院です。開業の際、「子どもが病院へ行くことを怖がったり嫌がったりすることがないよう、院内にリラックスできる雰囲気をつくりたい。安心して何でも相談できる『地域の憩いの場』となるようなキッズスペースをつくりたい」という想いでボーネルンドにご相談くださいました。
待合とプレイスペースを一体化
玄関を入ると明るい光が差し込み優しい空気に包まれた空間が広がります。一見ここが小児科であることを忘れてしまいそうなこのスペースは、安心して通ってもらえるようにと、待合とプレイスペースを一体としたつくりにしています。一体となることで親子が一緒に、よりリラックスして過ごしてもらえる場が実現しました。
「森」をテーマにしたこの空間には、天然木をそのまま活かした遊具が特徴のドイツ・ジクホルツ社のプレイハウスをシンボルとして採用。遊具が持つ自然の趣に合わせて内装にもこだわり、壁面には無垢材を使用し全体的に統一感を持たせました。プレイハウスの隣には大人の身長ほどあるオリジナルの大きなベンチを配置、子どもが寝転がってゆったり本を読むこともできます。ベンチの形状は有機的な曲線にすることで圧迫感を抑え、空間に馴染むよう工夫をしました。奥にはウレタンマット敷きのベビースペースをつくり、小さな赤ちゃんも安全に過ごせる場所も確保。壁面に描かれたシカやクマなどの動物たちは診察室の中へと続き、診察に呼ばれた子どもたちの緊張を和らげてくれます。
2020年秋には、窓に森の仲間や木々のイラストが追加され、さらに楽しくにぎやかな空間になりました。
地域の子育て相談の場としても
子育て中の親子が気軽に立ち寄える場所になるようにと、クリニックでは産後カフェや子育てひろば、親子交流会などのイベントも積極的に開催されプレイスペースが活用されています。今後も地域に開かれた小児科として、多くの親子が安心して過ごせる場として利用されていくことを願っています。
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